ADHDでやる気が出ない理由|怠けじゃない原因と動けない日の考え方

ADHDでやる気が出ず動けない日に、窓際で考え込む人物の後ろ姿

「今日はやろうと思っていたのに、結局何もできなかった」

そんな日が続くと、

  • 自分は怠けているんじゃないか
  • やる気がない人間なんじゃないか
  • どうしてこんな簡単なことができないんだろう

と、自分を責めてしまいますよね。

私自身も、

  • やりたい気持ちはあるのに動けない
  • やらなきゃと思うほど体が重くなる
  • 何もできなかった夜に強く自己嫌悪になる

という感覚に、何度も苦しんできました。

でも今は、はっきり言えます。

ADHD傾向がある人が「やる気が出ない」のは、甘えではありません。

この記事では、

  • なぜADHDの人はやる気が出ず、動けない日が多いのか
  • なぜ「気合」や「根性」だけではどうにもならないのか
  • どう考えると少し楽になれるのか

を、体験ベースで整理していきます。


目次

ADHDでやる気が出ないのは意志が弱いからではない|動けない本当の理由

多くの人は、
「やる気が出ない=怠けている」
と考えがちです。

しかし、ADHD傾向がある人の場合、
やる気を生み出し、行動につなげる脳の仕組みそのものが違う
と言われています。

  • やりたい気持ちはある
  • 頭では分かっている
  • でも体がまったく動かない

この状態は「サボっている」のではなく、
アクセルを踏んでもエンジンがかかりにくい車 に近い感覚です。

つまり、

  • 「やる気がない」のではなく
  • 「やる気が行動に変換されにくい」

というズレが起きている状態なのです。

やる気が出ない自分を責め続けていると、
何か新しいことを始める気力すら削られてしまいます。


ADHDでやる気が出ないときによくある状態

ADHDでやる気が出ないとき、
多くの人に共通する状態があります。

  • 布団から出られない
  • スマホを見続けてしまう
  • 「やらなきゃ」と思っているのに体が動かない
  • 1つの作業を始めるまでに異常に時間がかかる
  • やっと動き出しても、すぐに疲れてしまう
  • 夜になると「今日も何もできなかった」と強く落ち込む

これらは怠けているから起きているのではありません。

ADHDの特性によって、
脳のエネルギー配分や切り替えがうまく働きにくい
ことで起きやすい状態です。

ADHDでやる気が出ないと自己否定が強くなる理由

やる気が出ないこと自体もつらいですが、
本当にしんどいのは、そのあとに始まる 自己否定 だと思います。

  • また何もできなかった
  • 自分は本当にダメだ
  • どうして普通のことができないんだろう

私自身、この思考ループが一番つらかったです。

そして厄介なのは、

やる気が出ない
→ 自分を責める
→ 心がさらに疲れる
→ ますます動けなくなる

という 悪循環 が起きやすいことでした。

この「自己否定ループ」については、
体験ベースで別の記事に整理しています。
ADHDの悩みがつらい人へ|自分を責め続けてしまう理由と向き合い方


ADHDの人が「やる気が出たらやろう」で失敗しやすい理由

ADHD傾向がある人ほど、
「やる気が出たときに一気にやろう」
と考えがちです。

私もずっとそうでした。

でもこのやり方は、

  • やる気がある日は頑張れる
  • やる気がない日は完全に止まる
  • できなかった自分を責める
  • さらに動けなくなる

というループに入りやすくなります。

そもそも、

「やる気が出てから動く」

という前提そのものが、
ADHD気質の人には合っていなかったのだと思います。

「続けること」自体が苦しくなりやすい背景については、
こちらの記事でも整理しています。

ADHDで習慣化が続かない本当の理由|意志の問題ではありません


ADHDは「動けない前提」で考えた方がうまくいく

あとから振り返って思うのは、
私がずっと間違えていたのは
努力の量ではなく、前提の置き方 でした。

  • 動けない日がある前提
  • 続かない前提
  • 集中力や気分に波がある前提

この前提に立った方法を選ぶようになってから、
自分を責める回数が明らかに減りました。

ADHD傾向がある人が抱えやすい悩み
(先延ばし・集中・自己否定など)をまとめたページはこちらです。
ADHDの悩みで消耗している人へ|続かない・先延ばし・自己否定を減らすためのまとめページ


ADHDでやる気が出ないときの現実的な対処の考え方

ここまで読んで、

  • 理屈は分かった
  • でも現実にはやっぱり動けない

と感じている人もいると思います。

私自身も、まさにこの状態でした。

「やる気を出す方法」を探すより、
「続かない前提でどう設計するか」
に視点を変えたとき、かなり楽になりました。

体験ベースで正直にまとめた記事はこちらです。

続かなかった人向けに設計された方法を、体験ベースでまとめた記事はこちら

※ 無理にすすめるものではありません。
※ 判断材料として読むだけでも大丈夫です。


まとめ|やる気が出ないあなたは、怠け者ではない

ADHD傾向がある人にとって、

  • やる気が出ない
  • 動けない
  • 先延ばしになる

これらは 性格の問題ではなく、特性によるもの です。

だから、

「もっと頑張れない自分がダメなんだ」

と責める必要はありません。

必要なのは、
自分を責め続けることではなく、
自分に合った前提とやり方を少しずつ探すこと だと思っています。

もし今、
「何もできなかった今日」を責めそうになっているなら、
せめてこう考えてみてください。

「今日は何もできなかった」のではなく、
「今日はそれだけ疲れていた日だった」 と。

目次