「やろうと思っていたのに、気づいたらやっていなかった」
「最初はやる気があるのに、数日で崩れる」
ADHDの特性がある人にとって、習慣化が続かないのは珍しいことではありません。
そしてこれは、意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
ADHDの人は、注意や行動をコントロールする脳の働きに特性があり、
やる気や意志だけで行動を安定させることが難しいことが分かっています。
この記事では、
なぜADHDの人は習慣化が続きにくいのか
その理由を整理しながら、
「これ以上自分を責めなくていい」視点をお伝えします。
ADHDの人が習慣化に失敗しやすい理由
結論から言うと、
一般的な習慣化の考え方が、ADHDの特性と合っていない ことが大きな原因です。
一般的な「毎日続ける」「同じ時間にやる」といった方法は、
注意や集中の波が大きい人ほど失敗しやすい傾向があります。
やる気や気分に左右されやすい
ADHDの人は、
その日の気分や刺激によって集中力や行動力が大きく変わります。
・今日はできた
・昨日は無理だった
・明日は分からない
この波がある状態で
「毎日やる」「続けることが大事」という前提の方法を使うと、
一度崩れた時点で全てが終わった感覚になりやすいのです。
「一度できなかった=失敗」になりやすい
習慣化が続かない人ほど、
一度できなかっただけでこう考えてしまいます。
・またダメだった
・自分は続かない人間だ
・もう意味がない
この思考が自己否定につながり、
再開するエネルギーを奪ってしまいます。
できなかった経験が積み重なると、
行動そのものよりも「失敗への不安」が先に立ち、
ますます取り組みにくくなる悪循環が起きます。
完璧を目指すほど崩れやすい
意外かもしれませんが、
ADHDの人ほど 最初に理想を高く設定しがち です。
・毎日やる
・きちんと書く
・ちゃんと管理する
しかし、少しでも崩れると
「もう無理」と感じてしまい、
結果的に続かなくなります。
「続かないのは意志の問題ではない」と頭では分かっていても、
実際にはどう行動を変えていけばいいのか分からないまま止まってしまう人も多いと思います。
私自身、そうした状態が続いていたのですが、
ADHD傾向のある私でも実際に最後まで受講できたUdemy講座がありました。
→ ADHDの私でも最後まで受講できたUdemy講座の正直レビューを読む
「習慣が続く人」との決定的な違い
習慣が続く人は、
特別に意志が強いわけではありません。
違いはたった一つです。
「続けられない日があっても、戻れる仕組みを持っているかどうか」
行動科学の分野でも、
完璧な継続より「中断しても再開できる設計」のほうが、
長期的には習慣として定着しやすいとされています。
ADHDの人が習慣化でつまずくのは、
「戻る前提」がない方法を使っているからです。
習慣化が続かなかった人ほど知っておいてほしい考え方
ここで一つ、重要な視点があります。
習慣化とは「続けること」ではなく、
「やめても戻れること」 です。
・書けない日があってもいい
・できない日があってもいい
・途中で止まってもいい
この前提があるだけで、
習慣との向き合い方は大きく変わります。
ADHD全体の悩みと、考え方・対処法をまとめたページはこちらです。
▶ ADHDの悩みまとめページ
▶ ADHDの悩みがつらくなる理由を整理する
それでも「自分に合う方法」が分からない人へ
ここまで読んで、
・理屈は分かるけど、どう実践すればいいのか分からない
・結局、何をどうすれば続くのか知りたい
と感じた人もいるかもしれません。
実際、
考え方だけではどうにもならなかった人 も多いはずです。
そういう人は、
「ADHDの特性を前提にした方法」を知っておくと、
これまでとは違う感覚を持てる可能性があります。
▶ 「続かなかった自分」に合う方法があるのか、実体験レビューで確認する
ADHDで「やろうと思っているのに始められない」状態については、
先延ばしの視点から整理したこちらの記事も参考になります。
習慣化が続かないのは、あなたのせいではありません
・ADHDで習慣化が続かないのは自然なこと
・意志や根性の問題ではない
・合わない方法を選んでいただけ
これまで続かなかった経験がある人ほど、
それは能力や性格の問題ではなく、
自分に合わない方法を選んでいただけだった可能性が高いです。
「自分に合う前提」で作られた方法 を知る価値があります。
まずは
「責めるのをやめるところ」から始めてみてください。
▶ 「もう自分を責めないやり方」があるか確認する

