ADHDで考えすぎて眠れない人へ|頭が止まらない夜が続くあなたに伝えたいこと

夜、眠れずにベッドの上で考え込んでいる女性。ADHDで思考が止まらない状態を表現したイメージ

「布団に入ったのに、頭がずっと動き続けている」
「今日の会話を何度も思い返してしまう」
「明日のことを考え始めたら、不安が止まらなくなる」

そんな夜を、何度も経験していませんか?

私自身も、

  • 電気を消した途端に思考が加速する
  • どうでもいい過去の失敗が突然よみがえる
  • 眠れないことでさらに焦り、余計に眠れなくなる

という状態を、長い間繰り返してきました。

でも今ははっきり言えます。

ADHD傾向がある人が夜に考えすぎて眠れなくなるのは、「気持ちが弱いから」でも「意志が弱いから」でもありません。

この記事では、

  • なぜADHDの人は夜になると頭が止まらなくなるのか
  • なぜ「眠ろうとするほど眠れなくなる」のか
  • どう考えると少し楽になれるのか

を、体験ベースで整理していきます。


目次

夜になると「思考が暴走する」感覚が起きやすい

ADHD傾向がある人は、

  • 日中に処理しきれなかった情報
  • 抑えていた感情
  • 気になっていた出来事

が、夜になって一気に浮かび上がってくることがよくあります。

たとえば、

  • 「あのときの言い方、変じゃなかったかな」
  • 「あの人、実は嫌な気持ちになっていたかも」
  • 「将来どうなるんだろう」
  • 「このままで大丈夫なのかな」

こうした考えが、意識とは関係なく次々と湧いてくる感覚です。

これは「考えすぎ」ではなく、脳のブレーキが効きにくい特性に近いと感じています。


「眠らなきゃ」と思うほど、余計に眠れなくなる

眠れない夜が続くと、

  • 早く寝なきゃ
  • 明日がつらくなる
  • また寝不足になる
  • なんで自分はこんなにダメなんだ

と、自分を責め始めてしまいます。

でも実際には、

「眠ろう」と意識すればするほど、脳が覚醒してしまう

という構造が起きています。

これは意志の弱さではなく、神経が過剰に働いてしまう状態です。

眠れないことよりも、「眠れない自分を責め続けていること」の方が、心と体を疲れさせているケースがとても多いです。


この感覚は、集中・仕事・人間関係の悩みとも深くつながっている

夜に考えすぎて眠れない人の多くは、日中にも似た感覚を抱えています。

たとえば、

  • 集中しようとしても、思考があちこちに飛ぶ
  • 人間関係のやり取りを何度も反芻してしまう
  • 恋愛で相手の反応が気になりすぎてしまう
  • 仕事のことが頭から離れず、休めない

実際、

「机に向かっているのに頭が散らかる感覚」については、
こちらの記事で詳しく整理しています。
ADHDで集中できない人へ

また、人間関係での反省会が止まらない感覚については、
こちらの記事でも扱っています。
ADHDで人間関係がしんどい人へ

恋愛の中で不安が強くなりすぎたり、
相手の言動を何度も反芻してしまう感覚については、
こちらの記事でも体験ベースで整理しています。
ADHDで恋愛がうまくいかない人へ

つまり、
「眠れない」は単独の問題ではなく、ADHD特性全体の延長線上にあることが多いのです。


「眠れない自分」を責め続けるほど、悪循環になる

眠れない夜が続くと、

  • 今日はまた眠れなかった
  • 明日もきっとダメだ
  • どうしてこんなこともできないんだろう

という思考に入りやすくなります。

これは、「眠れないこと」よりも、
眠れない自分への評価が厳しすぎることが問題になっている状態です。

この自己否定のしんどさについては、
こちらの記事でも詳しく整理しています。
ADHDの悩みがつらくなる原因を整理した記事


「眠れない前提」で考えるようになってから、少し楽になった

私自身が楽になってきたのは、

  • 眠れない夜がある前提
  • 頭が止まらない時間がある前提
  • 完璧に眠ろうとしない

という考え方に変えてからでした。

すると、

  • 少し目を閉じられただけでもOK
  • 横になっていられたらOK
  • 眠れない自分を責めない

という感覚に変わっていきます。

ADHDの悩み全体を整理したまとめページはこちらです。
ADHDの悩みまとめページ


まとめ|眠れない夜を過ごしてきたあなたは、弱いわけではない

ADHD傾向がある人にとって、

  • 考えすぎて眠れない
  • 頭が止まらない
  • 反芻が止まらない
  • 夜になると不安が強くなる

といった悩みは、「甘え」でも「気合不足」でもありません。

多くの場合、

思考と感情が強く動きすぎているだけ

というケースがほとんどです。

だから、

「どうして自分はこんなことで眠れないんだろう」

と責め続ける必要はありません。

必要なのは、

  • 眠れない自分を否定しないこと
  • 無理にコントロールしようとしすぎないこと
  • 少しずつ、自分に合う形を探していくこと

だと、私は感じています。

もし今、
「また今日も眠れなかった」と落ち込んでいるなら、
せめてこの記事を読んだあとは、
ほんの少しだけでも自分に優しくしてあげてください。

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