AI×自動化
という言葉を見ると、
なぜか「これならいけるかもしれない」と感じてしまう。
毎日作業しなくていい
がんばらなくても回る
自分が動かなくても収益が生まれる
そうしたイメージは、
疲れているときほど強く魅力的に見えます。
でも少し立ち止まって考えてみると、
「AI×自動化」が希望に見える理由は、
技術そのものよりも
人の心理の側にあることが多いのではないかと思いました。
この記事では、
AI×自動化がなぜこれほど魅力的に見えるのかを、
否定でも称賛でもなく、
判断軸として整理してみます。
AI×自動化は「楽だから」魅力的なのではない
まず大前提として、
AIや自動化そのものが悪いわけではありません。
問題は、
なぜ今の自分には“特別に魅力的”に見えているのか
という点です。
多くの場合、それは
「楽そうだから」ではありません。
希望に見える理由①
もうこれ以上、失敗したくないから
副業や教材で一度でも挫折すると、
人はこんな状態になります。
・頑張るのが怖くなる
・また無駄になるのではと思ってしまう
・判断そのものが重くなる
そのときに出てくるのが、
「自分が頑張らなくてもいい仕組み」
という発想です。
AI×自動化は、
努力や判断を自分の外に逃がせる構造を持っています。
だから希望に見える。
希望に見える理由②
「できた人の話」が、再現できそうに見えるから
多くのAI系教材では、
こんなストーリーが語られます。
・自分も最初はダメだった
・でもAIを使ったら変わった
・今は自動で回っている
ここで起きているのは、
「できた人がいる」
と
「この手順なら誰でもできる」
を、同一視してしまうこと
です。
実際にはこの2つは、まったく別です。
希望に見える理由③
「自分が変わらなくていい」ように見えるから
AI×自動化系の訴求には、
共通点があります。
・性格の話をしない
・向き不向きを語らない
・状態差に触れない
つまり、
今の自分のままで大丈夫
という安心感を与えてくれる。
これは、
何度も「自分が悪い」と感じてきた人ほど、
強く刺さります。
でもここで、一度立ち止まって考えてほしい
AI×自動化が
「希望に見える」こと自体は自然です。
ただ、
希望に見えている理由が、
・疲れているから
・判断が重くなっているから
・自分を守りたい状態だから
だとしたら、
そのまま判断するとズレる可能性が高い。
問題はAIではなく「前提の置き方」
多くの失敗は、
AIが使えなかった
ツールが悪かった
ではなく、
その教材が、
どんな状態の人を前提に作られていたか
を見ないまま選んでしまうことから起きます。
・判断力が落ちていない前提
・試行錯誤できる前提
・待てる前提
この前提が合っていなければ、
どんなに優れた仕組みでも消耗します。
「希望」に見えたときこそ、見るべきポイント
もし今、
AI×自動化に強く惹かれているなら、
一度だけ確認してみてください。
・今の自分は、判断が軽い状態か
・失敗を冷静に振り返れる余裕があるか
・結果が出なくても、自分を責めずにいられそうか
もし少しでも
「きついかも」と感じたら、
それは逃げではなく安全確認です。
希望を否定する必要はない
最後に。
AI×自動化を選ぶこと自体が
間違いなのではありません。
ただし、
「希望に見えている理由」を
分からないまま選ぶこと
が、一番危ない。
希望は、
判断を助けることもあれば、
判断を曇らせることもあります。
だから私は今、
「希望かどうか」ではなく、
続かなかったときに、“自分が悪かった”と思わずに済みそうか
を基準にしています。
この記事が、
一度立ち止まって考える材料に少しでもなれば幸いです。

